永い言い訳

永い言い訳

Add: agamuti14 - Date: 2020-11-21 10:07:37 - Views: 905 - Clicks: 5672

、“夏子の愛はない”というメールに怒りを感じた幸夫の不自然さを指摘されたことを本木雅弘に質問を投げかけます。 本木雅弘は、端的に衣笠幸夫は単純な人間であり、そう簡単に人間は変われないと、はっきりと見透かして指摘をしてます。 西川監督が、映画スタッフではない第三者の女性記者からの言葉によって、設定の甘さに気が付き始めていた不安、ズバリ、人物設定に失敗を本木雅弘にも同じように烙印された瞬間です。 本木雅弘は、10代の頃から“見られる”、または、“見られるようにされ続けたアイドル”だったことで、演じることに日常的に慣れて長. 本作の物語を経て幸夫が紡ぎ出した言葉は「人生は他者だ」というものでした。 これは意訳すると「自分の人生は他者ありきである。」ということではないでしょうか。 きっと幸夫は自分1人で生きているような気になっていたんでしょうね。だからこそ彼は生前の妻の思いを顧みようとはしませんでした。自分の知らないところで、妻が子供を設けたいと思っていたとしてもその思いを汲み取ろうとはしません。そして彼女を愛さなくなりました。愛せなくなりました。 それは妻という存在があまりにも彼にとって当たり前になりすぎてしまったからです。そうして彼は自分にとって目新しい刺激を与えてくれる女性と不倫行為を繰り返すようになります。 そんな妻が結婚以来ずっと切ってくれていた髪。これが本作の重要なモチーフになっているということは映画を見ているとお分かりいただけるでしょう。彼がこれまで人前に出ても何ら違和感ない髪型でいられたのは誰のおかげだったのか。家で何もせずともご飯が出てきて、きちんと洗濯されアイロンがけされたシャツを着ることができたのは誰のおかげだったのか。 「当たり前」のものが「当たり前」のもので無くなってしまった時、初めて人はその「当たり前」がいかに尊いものだったかということをまざまざと痛感させられます。 「人生は他者だ。」この言葉には、自分の人生は自分が無自覚のうちに支えてくれている人のおかげで成立しているものなんだという意味が強く込められています。だからこそ、そういう支えてくれる人たちに対して無感覚になってはいけないし、失う前にその大切さに気がつかなければならないのです。 映画のラストシーンで幸夫は長く伸びたその髪をようやく散髪する決断をします。それはこれまで「当たり前」だった妻の存在を特別な存在にする行為でもあります。 妻が整えてくれていた髪を結婚以来初めて他の人に整えてもらうというその行為は紛れもなく、妻という存在が「当たり前」ではなかったことを彼が実感し、受け入れたということを示しています。 幸夫は失って、初めて妻を「愛し」始めたのです。. 冒頭、妻が親友と旅行に出かけ、旅先で事故に遭い、亡くなってしまう。 3. そのような疑問が完全には消化しきれないまま、小説の『永い言い訳』も読みました。 小説の感想としては、 映画よりも更に丁寧に、それぞれの人物の心情が描写されている. 妻が死んで、一滴も涙を流せない男の、ラブストーリー。 出演:本木雅弘、竹原ピストル、藤田健心、白鳥玉季、堀内敬子、池松壮亮、黒木華、山田真歩、深津絵里.

More 永い言い訳 videos. 主人公は事故当時不倫中。 4. 主人公は人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(きぬがささちお)。俳優は本木雅弘さん。 2. 『ディア・ドクター』などの西川美和が、直木賞候補となった自らの小説を映画化。『お­くりびと』などの本木雅弘を主演に迎え、交通事故で. 】 永い言い訳/西川美和(著者)/中古本・書籍/ブックオフオンライン/ブックオフ公式通販・買取サイト。 1500円以上のご注文で送料無料。 BL・ラノベ・文庫から、ビジネス書・専門書・問題集・参考書まで、中古本ならではの絶版書もあります!. 『永い言い訳』本木雅弘&西川美和監督 単独インタビュー.

「永い言い訳」(文藝春秋刊) 脚本: 西川美和: 挿入曲: 手嶌葵 「オンブラ・マイ・ライフ」 撮影: 山崎裕: 製作: 川城和実: バンダイビジュアル (「永い言い訳」製作委員会) アスミック・エース (「永い言い訳」製作委員会) テレビ東京 (「永い言い訳. 『永い言い訳』は年の映画。『永い言い訳』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画. というのがあらすじに沿った詳細な流れで、実際にはまだまだ話が続くのですが、ネタバレの加減がわからないのでこのへんでやめておきます。 私のこの作品に対する印象は、タイトルに書いたように 「面白かった・不快になった・泣けた」 なのですが、それぞれどのような点にそう感じたのかも書いておきます。. More 永い言い訳 images. ネタバレというほどではないのですが、あらすじだけだと、 ■ なぜ子ども二人の世話を買って出たのかがわからない ■ 「誰かのために生きる幸せを知り、虚しかった毎日が輝き出すが. 永い言い訳の必見、インタビュー。今注目の俳優・監督とのインタビューを通じて映画「永い言い訳」の注目ポイントを. 永い言い訳時間4分 PG12 その時不倫相手と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。. あらすじは箇条書きにするとこんな感じです。 1.

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、株式会社テレビ東京、アスミック・エース株式会社、株式会社文藝春秋. 本木雅弘主演作『永い言い訳』が10月14日から公開中だ。本作は、『ゆれる』『ディア・ドクター』『夢売るふたり』の西川美和監督が、第153回. 映画「 永い言い訳 」は監督が 西川美和 さん、主演が 本木雅弘 さんですが、愛人役の 黒木華 さんに注目しています。. 。 夏子を乗せたバスは途中吹雪に遭い、事故を起こし、車外に放り出された夏子は友人と共に冷たい湖で亡くなってしまったのです。その知らせを、幸夫は不倫相手と共に聞くのでした。 事故を起こしたバス会社の謝罪会見後、テレビ局からインタビューを受ける幸夫の前に、「幸夫くんだろ?」 握手を求めて泣き男が割って入ります。亡き妻と共に事故で亡くなたった同級生ゆきの夫陽一でした。 長距離トラックドライバーとして働く陽一は、小学六年生の真平と幼稚園に通う灯の2人の子供の父親。ゆきが亡くなった後、毎晩、留守番電話に残されたゆきの声を聴き、涙に暮れています。 一方、陽一一家は、ゆきを失ったことで、兄の真平が妹の灯の面倒を見ることになります。 中学校進学を目指す真平は、通塾を諦めなければならなくなりました。そこで、幸夫は塾のある週2日、真平に変わって灯の面倒をみることを申し出ます。 家事や子供に関心のなかった幸夫も、徐々に2人との生活にも慣れていきます。 事故から数ヶ月後、ドキュメンタリー番組の仕事で、幸夫は、妻夏子が事故死した現場にお参りに行くことになります。 前日、準備をしていたとき偶然、夏子スマホを手にします。事故後は電源がつかなかったが、電源が復活し幸夫は、メールの下書きに残された幸夫宛のメールを発見します。そこには、「もう愛していない。愛のひとかけらもない」と書かれていました。. 主人公には子どもがおらず、ふとした思いつきからその子ども二人の世話を買って出る。 7. 監督は『ゆれる』や『ディアドクター』などの作品で知られる西川美和さんです。日本の女性映画監督の中では5本の指に入るであろう傑出した存在であることは間違いないでしょう。 当ブログでは西川美和監督のこれまでの作品の魅力をまとめた記事を書いております。過去作品のあらすじや感想・解説を読んでみたいという方は以下のリンクからどうぞ。 参考:『ゆれる』『ディアドクター』『夢売るふたり』の西川美和監督の魅力を徹底解説!! また本作の撮影監督を務めたのが、山崎裕さんでして彼は是枝監督の作品を撮影してきたことでも知られています。『歩いても 歩いても』や『海よりもまだ深く』といった日常の些細な描写に宿る人間の小さな心情の変化を繊細なタッチで描き出すその技術が今作『永い言い訳』にも活かされています。 キャストにはアカデミー賞外国語映画賞を映画『おくりびと』で受賞した本木雅弘さんやこれまで数々の日本映画に出演してこられた深津絵里さんなど豪華俳優陣が終結しています。 中でも注目したいのが竹原ピストルさんでして、第90回キネマ旬報ベスト・テン助演男優賞や日本アカデミー賞の優秀賞を本作で獲得しています。映画本. これまでの「ゆれる」や「夢売るふたり」は人間関係が壊れていきながら、新たな道を模索する作品でしたが「永い言い訳」は壊れたところからはじまって、そこから新たな道を探し. (一部『永い言い訳』公式サイトより引用).

永い言い訳 現在、放送予定はありません。 「夢売るふたり」の西川美和監督と「おくりびと」の本木雅弘が初のタッグを組み、第71回毎日映画コンクールでそれぞれ監督賞と男優主演賞に輝いた異色の人間ドラマ。. 映画「永い言い訳 」ネタバレあらすじとラストまでの結末・動画やみんなの感想を掲載。起承転結でわかりやすく徹底解説しています。永い言い訳 のストーリーの結末・感想や感想を含んでいるので、観ていない方はご注意ください。この映画のカテゴリーは ヒューマンドラマ です。. 西川 美和『永い言い訳』の感想・レビュー一覧です。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。「愛するべき日々に愛することを怠ったことの、代償は小さくない」 長年連れ添った妻・夏子を突然のバス事故で失った、人気作家の津村啓。 悲しさを“演じる. 今まで当たり前のように自分の傍にいてくれた人がいなくなる、それがどういう意味なのか、はたまたそれが自分の身に降りかかった時、自分がどう感じるのかなんて考えたこともありませんし、今の私には分かりません。 妻という存在の「死」に直面して幸夫と陽一は全く対照的な反応を見せます。妻を返せとバス会社の役員に対して激高し、感情的になる陽一。妻の葬儀に際して自分の世間体ばかりを意識して、涙を流したふりをする幸夫。 確かに2人の感情の表出だけを見れば、あの2人は対照的な人物に見えることでしょう。しかし、陽一も幸夫も同様に妻の「死」を受け入れられていないんですよ。陽一がトラックの中で1人、亡き妻が吹き込んだ最後の留守電を消せずにいるのは、彼が「死」を到底受け入れられていないからです。 幸夫もまたそうです。彼もまた自分の妻が「死」んだということが実感できずにいます。というよりも幸夫はもっと前の段階で行き詰っていて、家族を失ったことを悲しむ以前に、家族の何たるかを捉えられずにいます。 陽一の2人の子供もまた然りです。真平は葬儀の時に涙が出なかったことで、自分が薄情な人間なんじゃないかと罪悪感を感じている彼ですが、人知れず塾からの帰り道のバスで涙を流しています。灯もまた母親がいなくなったことで不安定になっています。 確かに人が死ぬこと、大切な人がいなくなるということは想像を絶するほどに悲しいことです。しかし、それが「悲しい」ことなんだと実感するまでには途方もない距離があるんだとこの『永い言い訳』という映画を見ていると感じさせられます。 この作品の中盤に非常に面白いシーンがあります。幸夫が作家「津村啓」としてドキュメンタリー番組の撮影でバス事故が起きた現場を訪れるのですが、現場に花束を添えて、手を合わせるシーンが何とも印象的です。 手を合わせるという「画」を撮ることだけが優先され、死者に祈りを捧げるという行為が形骸化し、手を合わせるというプロセスだけが表出する矛盾と欺瞞に満ちた行為。その行為を経ても感情の整理なんて少しもつきません。 『おじいちゃん、死んじゃったって』という家族を題材にした映画を見た時に感じたのですが「葬式」という儀式もまた1つのプロセスなんですよね。現代の人の「死」に伴うのは、バタバタとした忙しさと「葬式」といった儀式の準備や身辺整理など極めて事務的でかつ形骸化したプ.

主人公は子どもとの触れ合いを通して誰かのために生きる幸せを知り、虚しかった毎日が輝き出すが. 作家の衣笠幸夫は、妻の夏子が友人と旅行に出かけたのを見送ると、愛人と不倫行為に耽ります。そしてその朝、自宅にかかってきた一本の電話。その内容は旅行に出かけた妻が事故死したというものでした。 実感が湧かないまま葬儀を迎えた幸夫。押し寄せたマスコミの手前、涙を流すふりをするも、涙は一滴もこぼれていませんでした。 ある日、妻、夏子の友人の夫、陽一が幸夫に電話を寄越してきます。虚無感に襲われ、執筆の手が全く進まなくなった幸夫は、トラックの長距離運転手を務める陽一の家で彼の子守を手伝うことになるのでした。. 妻を亡くした男と、母を亡くした子供たち。 その不思議な出会いから、 「あたらしい家族」の物語が動きはじめる。. See full list on mgn. いかがだったでしょうか。 非常にざっくりと概要的な内容の解説と考察の記事にはなってしまいましたが、細かい作品内モチーフに焦点を当てた考察も今後追記していけたら良いなあと考えております。 西川美和監督の映画はやはり素晴らしいですよ。是枝監督が『万引き家族』にてカンヌ映画祭でパルムドールを受賞しましたが、彼女もこれに続ける存在だと私は思っています。 とにかく人物描写の造詣が深いですし、繊細な心情をセリフではなくきちんと映像で描き切ってしまうだけの技量がきちんと備わっていることが、映画を見ていて感じられます。 ぜひぜひ『永い言い訳』を見て、彼女の作品が気になったという方は他の作品もチェックして見ると良いと思いますよ。 個人的な一推しはやはり『ゆれる』です。 これは間違いなく一見の価値ありの映画なので、未見の方は良かったらチェックしてみてくださいね。 今回も読んでくださった方ありがとうございました。.

面白かった・不快になった・泣けた点 について書きました。 長くなったため短文で感想をまとめると、 というところでしょうか。 本当はキャッチコピーや題名に対して解消できていない疑問があり、そのあたりも書きたかったのですが、すでに相当なボリュームになってしまったので一旦やめます。 小説も出ているので、読んで理解を深めることができたらまた追記いたします。. 永い言い訳。映画、海外ドラマ、テレビ、最新のエンタメ情報をお届け! 毎月の特集企画、話題のニュース、インタビュー、コラム、試写会. See full list on club-typhoon.

原作:『永い言い訳』西川美和(文藝春秋刊)挿入歌:手嶌葵「オンブラ・マイ・フ」 クレジット 製作:「永い言い訳」製作委員会(バンダイビジュアル株式会社、株式会社AOI Pro. みなさんこんにちは。ナガと申します。 今回はですね映画『永い言い訳』の解説と考察を書いていこうと思います。 記事の内容の都合上作品のネタバレになるような内容を含みます。作品を未鑑賞の方はお気をつけください。 良かったら最後までお付き合いください。. 永い言い訳 年10月14日(金) ©「永い言い訳」製作委員会 ※掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。. 「永い言い訳」70点 (100点満点中) 監督:西川美和 出演:本木雅弘 竹原ピストル 中年男が見たらうならされるドラマ. 」が若干安っぽい という問題があり、なぜ私が面白いと思ったのかと、この2点についてもう少し詳しく書いてみます。 が、 すでに見に行くことを決めている方、 「事前にあらすじ以上の中身は知りたくないわ!」という方、 はこの先を読まないことをおすすめします。 書いて大丈夫でしょうか。. 『永い言い訳』西川美和(文藝春秋 年2月25日) 「愛するべき日々に愛することを怠ったことの、代償は小さくない」 長年連れ添った妻・夏子を突然のバス事故で失った、人気作家の津村啓。. See full list on cinemarche. (C)「永い言い訳」製作委員会 テレビのバラエティ番組から出演を求められるほどの人気作家の津村啓。本名は衣笠幸夫。 美容師の妻夏子との夫婦生活は20年を迎えます。冒頭、夏子は自宅で幸夫の髪を切っていますが、その会話からは2人の関係がすでに冷え切っていること、幸夫のひねくれた性格がにじみ出ています。 その後、夏子は、高校時代の友人と2人で山形にバス旅行に。翌朝、幸夫の元に一本の電話が.

【公開】 年(日本映画) 【原作・脚本・監督】 西川美和 【キャスト】 本木雅弘、竹原ピストル、藤田健心、白鳥玉季、堀内敬子、池松壮亮、黒木華、山田真歩、深津絵里、松岡依都美、岩井秀人、康すおん、戸次重幸、淵上泰史、ジジ・ぶぅ、小林勝也、木村多江、マキタスポーツ、サンキュータツオ、プチ鹿島 【作品概要】 『夢売るふたり』の西川美和監督が、直木賞候補となったオリジナル書き下ろし小説を映画化したヒューマン・ドラマ。 主演の本木雅弘は、『日本のいちばん長い日』で、キネマ旬報ベスト・テン 助演男優賞、日本アカデミー賞 最優秀助演男優賞、ブルーリボン賞 助演男優賞を獲得。その妻役を演じたのは、実力派女優の深津絵里は、『悪人』で、モントリオール世界映画祭女優賞、『岸辺の旅』で、キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞」を獲得しています。. 永い言い訳の作品情報。上映スケジュール、映画レビュー、予告動画。「ゆれる」「ディア・ドクター」の西川美和監督が、第153回直木賞候補作. (C)「永い言い訳」製作委員会 この作品は、西川美和監督らしい演出の冴えが随所に見られる作品です。 冒頭の作品タイトルでは、蛍光灯の明かりがつくような、ゆっくりとした点灯を見せたのも、衣笠幸夫の遅れて物事(愛)に気がつく気持ちを象徴しているのでしょう。 さしずめ、大宮陽一の素直な感情は単純ストレート。例えるな裸電球のようだと深読みすることが出来ます。 また、冒頭の幸夫の散髪をする夏子の関係性の緊張感から、バスが事故に至るまでは、類を見ない秀逸さ。 そこにいる深津絵里の美しさとその流れる時間、カメラワークの月へのパン・アップなど、感情描写と抽象化するメタファー(隠喩表現)は、日本映画界で随一の才能を持った西川美和監督ならといえるでしょう。 しかし、この作品の最大の魅力は、衣笠幸夫を演じた本木雅弘という俳優、もしくは本人そのものです。 今回、元アイドルであった本木雅弘が演じた衣笠幸夫は、何も知らない、何も出来ない人間が、新たなことを体感する”という、本木雅弘本人とパラドックスの構造の一端を見せています。 そこで物語の進行上で、竹原ピストルが演じた大宮陽一の感情の単純ストレートさは、衣笠幸夫の対比として存在をさせています。 だからこそ、衣笠幸夫の人物設定は、単純ではなく複雑でなければならない。 感情に揺らぎを持たなくてはならない衣笠幸夫が、本木雅弘という俳優よりも単純な人物設定になってしまった、落とし穴にはまっているのではないか。 劇場公開パンフレットにはDVDが添付されており、その「幸夫について本木が知っている二、三の事柄」の特典映像には“衣笠幸夫”の興味深いインタビューが収録されています。 そこで西川監督は、ある女性記者から取材で受けた疑問. なぜかというと、10月14日から全国公開されている話題の 映画『永い言い訳』 で、許可局として銀幕デビューを果たしたのです! 監督は西川美和さん。主演は本木雅弘さん。 竹原ピストルさんや深津絵里さん、黒木華さんらが出演。. 観る者すべての感情をかきみだす、かつてないラブストーリー 10月14日(金)全国ロードショー ©「永い言い訳」製作委員会 ★映画をきっかけ.

(C)「永い言い訳」製作委員会 西川監督が自身の投影している、ある意味で“私小説的な映画”『永い言い訳』は私たちファンにとって大切な作品。 西川美和監督は、この作品の中で、新たな領域のチャレンジをたくさん行い、ある面ではファンを満足させてくれました。 しかし、「他人を踏み込ませられなかった、(客観視のやや足りなかった)愛すべき作品」 女性が女性の内面を描いた、見事なまでに繊細な作品。結果として、どこか観客の女性たちからは同性として疑問を抱いてしまう作品かもしれません。 それでもこれは見逃せない西川作品なのです。ぜひ、西川美和監督の現時点での西川ベスト作品を、ぜひご覧ください。. 「永い言い訳」罪悪感にとらわれもがくダメ男を、本木雅弘が絶妙なおかしみを滲ませて好演 デビュー作の「蛇イチゴ」から前作の「夢売るふたり」まで、西川美和監督の長編映画は秘密や嘘がモチーフに使われていた。. 映画『永い言い訳』における主人公の「幸夫くん」もまた、奥さんを亡くした後取った行動の多くは「保身」によるものでした。 ネットで自身への誹謗中傷がないかをチェックしたり、奥さんの携帯電話をチェックしたり。. 事故後、妻の親友の遺族(ご主人と男女の子ども二人)と出会う。 6. というわけで、 1. 自分の妻がバスに乗ったまま崖から落ち、冷たい湖で溺れ死んでいる時、妻と一緒に寝ているベッドで他の女性と不倫をしていた幸夫。彼はその苦しみと罪を感じながらも無意識にそこから逃れようとしています。 マネージャーの信介は幸夫にこんな言葉を投げかけました。「子育ては免罪符」だと。幸夫は子育てをすることでその無垢さに触れることで自らの罪が浄化されていくように感じているのでしょう。 ヴィム・ヴェンダースの『都会のアリス』やソフィア・コッポラの『SOMEWHERE』のような作品がそうですが、大人が子どもと関わり合う中で、その純粋さに心を動かされるというのは、映画の中でもしばしば登場するシチュエーションと言えます。 また、幸夫は自分の妻がスマートフォンに残していた「もう愛してない これっぽっちも」というメッセージを見て、自らの罪を正当化しようとしています。妻が自分のことを愛していなかったのなら、自分が不倫したことをもう気に病む必要もないじゃないかと思い込もうとしているのです。 そうして幸夫という人物は必死に虚勢を張って、何事も無かったかのように生きていこうと努めます。しかし、そうやって思い込みを強めていくうちに、どんどんと自分の中で本当はそうじゃないって気づき始めたんでしょうね。というよりも最初から気がついていたのかもしれません。 幸夫は、父親の陽一に酷い暴言を吐いてしまい、その直後にトラック事故で死にかけた信介に自分の姿を重ねていきます。胸の内につっかえた罪悪感。しかしその対象が今目の前にいてくれたならば、「赦し」を得ることができます。 幸夫はそうして「赦し」を得た信介を見て、ようやく自分が感じている罪悪感がもはや「赦され」得ないものであることを知るのです。その事実に直面した時、彼は初めて愛した妻がこの世にいないということを悟ります。 本作にはキリスト教の讃美歌「もろびとこぞりて」という歌が用いられています。 キリスト教的な世界観においては、キリストの死と復活によって人間の現在が赦されるという構造が存在しています。これがキリスト教が「赦しの宗教」であるとも言われる所以なのですが、実は西川美和さんに関係の深い浄土真宗もまたキリスト教に近い「赦し」の思想を孕んでいます。 幸夫はまさにそんな自己を赦してくれる神の到来を待ちわびているようでもあります。 自分が犯した罪。目の前に「赦. ややネタバレ?を含めたもう少し詳しいあらすじ 3.

『永い言い訳』(ながいいいわけ)は、西川美和による小説。文藝春秋から書き下ろしで年2月25日に刊行された。突然家族を亡くした人々がいかに人生を修復するかを通じて、人間関係の幸福とその不確実さを描く。第28回山本周五郎賞、第153回直木三十五賞候補作。年本屋大賞第4位。 およびそれを原作に著者自ら脚色・監督した年10月14日公開の日本映画.

永い言い訳

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